A Anブランドの米が日本市場に登場

タインロン（Tân Long）グループのA Anブランドの米は、450以上の検査基準をクリアし、6月末から日本のスーパーマーケットで販売されています。

タインロングループ、企業の仲介を担当した日本のきらぼし銀行、輸入業者のサントミー、流通業者のスパイスハウスは、6月30日にA Anブランドの米の発売イベントを開催しました。

タインロンの代表者は、今回のイベントは、ベトナムの米ブランドが世界で最も厳しい市場の1つである日本で輸出・販売を成功させたという重要な意味を持っていると述べています。

「これはA Anブランドだけでなく、ベトナムの農業全体にとっての誇りです」と、タインロンの代表者は話しました。

これに先立ち、A Anブランドを所有するタインロングループは、450以上の厳しい検査基準をクリアし、A AnブランドのST25米の日本への輸出を成功させています。

今回のイベントは、ベトナムの特産米の地位を高め、我が国が世界的な農産物サプライチェーンに深く統合される一歩を踏み出し、持続可能な農業発展のトレンドに応えるものでした。

A Anブランドの米が初めて日本市場に登場したこのイベントは、2023年に迎えるベトナムと日本の外交関係樹立50周年を記念する節目でもあります。これにより、両国はさらに関係を深め、両国の人々がより理解し、親しみを感じるようになるでしょう。

イベントでの発言で、タインロンの副社長であるグエン・チャン・チュン氏は、タインロンは20カ国以上に米を輸出してきた経験があると述べました。今後、同グループはST24、ST24オーガニック、ジャポニカなどの主要な米製品の日本への輸出をさらに強化し、日本人、アジア人コミュニティ、特に日本に住むベトナム人がベトナムの特産米を手に取って楽しむ機会を増やしたいと語りました。

「日本の次は、アメリカやEUのような他の大規模な潜在市場を模索していく予定です」とチュン氏は述べました。

タインロングループは、2010年から米の生産・流通チェーンに本格的に参入し、ベトナムの米ブランドを世界に広めることを使命と考えています。

クリーンな原材料を確保するため、同グループは協同組合と提携し、「大規模田んぼ – ハッピーフィールド」プログラムを推進しています。具体的には、A Anブランドは、大規模なモデル田を買い取ることで、田んぼから食卓までの管理された生産プロセスを構築しています。

企業は、世界的に有名な米であるST25を生み出した農業の専門家、ホー・クアン・クー氏による純粋な稲の品種を使用しています。タインロンは、農薬や化学肥料の残留物を厳格に管理し、遺伝子組み換え品種を使用せず、農薬や人工添加物を一切使用しない方針を採用しています。多くの製品は、USDA、JAS、EUの厳しいオーガニック基準に基づいて栽培されています。

現在、タインロングループは5つの米工場を運営しており、総面積は47万平方メートル、1日あたりの乾燥能力は4,000トン以上、総貯蔵容量は40万トンに達しています。工場はすべて、ドンタップ省、アンザン省、カントー市、キエンザン省などの大規模稲作地域に位置しており、BRC、HALAL、HACCP、ISO 22000:2018などの国際的な安全基準に準拠しています。

タインロンは、Hạnh Phúc米工場の第1期の完成も祝いました。これは、クリーンな米製品を世界市場に送り出す上での重要なマイルストーンです。タインロンは、2017年から2019年にかけてアジア最大のジャポニカ米の生産・輸出企業の一つでもあります。

A Anブランドの米は2019年7月に発売され、国内25,000カ所以上の販売拠点で取り扱われています。年間平均で国内市場での消費量は40万トン近くに達しています。A Anブランドの販売拠点は2025年末までに100,000カ所に拡大し、2030年までに200,000カ所に拡大する計画で、100万トンの高品質米の生産・消費が目標です。

（出典：タインロングループ）